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15,881

T.sax高丸です。

この数字は2年前に起きた東日本大震災で亡くなられた方々…尊い命の数です。

あれから「もう」2年と考えてしまうこともありますが、復興支援や 放射能の除染作業の進み具合などを見ていると「まだ」2年と考えるべきなのでしょう。

私は当時、中之条町のお隣にある東吾妻町の介護施設で働いていました。 おやつを食べようと準備していたその時。今までにない強い揺れを感じました。

テレビをつけてみるとどのチャンネルも津波の映像ばかり。これはただごとではない。 営業は中断。デイサービスを利用されている方々をご自宅へ送って行きました。

それからは日本全国が非日常でした。 職員が何名か被災地へボランティアに派遣されたり、 東吾妻町と姉妹都市関係にある南相馬市から皆さんを受け入れたり。

みんながみんな助け合い、生きていることをこんな時に実感している自分の浅はかさが嫌になったものです。

1997年から続くこのバンドフェスティバルですが、一昨年は震災直後と言うこともあって中止しました。

計画停電により、吾妻線は運休。会場は確保されているものの児童の安全を守れない虞もある。

そんな中、フェスを開催するよりは見送った方が良いだろうと言う判断。 当時の私たちにできることはそれが精一杯でした。

義援金を贈り始めたのは去年から。 私たちはこのバンドフェスティバルを色々な学校の生徒、地元の方々の交流の場として開催していますが 震災で多くを失った方々の中には同じように音楽を愛し、仲間と練習に励んでいた学生も大勢います。

私たちは家族も仲間も健在で、練習できる場所があることに感謝し演奏活動をしなければなりません。 私たちがここで義援金を募るのは、小さなことかもしれませんが、少しでも役立てればと言う思いでいっぱいです。

皆さんのご協力よろしくお願いします


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